今日は悪魔のルーツ(アジア編)です
不浄王編で登場した迦楼羅と烏枢沙摩、それからライトニングが召喚した麒麟の元ネタを探っていきます
迦楼羅は仏教の守護神です。青エク世界では不死鳥や鳳凰とも同一視されているようです。
迦楼羅のルーツはインド神話のガルーダにあります。そのせいか、その姿はどこかガルーダに似ているようです。
迦楼羅はインドで生まれ中国を経由して日本にやって来たのかもしれませんね。歴史を感じます
烏枢沙摩
烏枢沙摩は密教においては明王ですが、そのルーツはインド神話のアグニとされています。
面白いことに、騎士團と明陀宗では呼び名が異なるようです。
明陀宗の面々は彼を 烏枢沙摩 と呼んでいますね。日本の仏教徒だからでしょう。
一方、騎士団のメンバーはアグニ(火天)と呼ぶようです。
シュラは烏枢沙摩をアグニと言い直しています。
国際名称がアグニで、日本仏教ローカルの呼称が烏枢沙摩なのでしょうか? おもしろいですね。
こういった細かい作り込みに正十字騎士團と明陀宗の歴史、そして烏枢沙摩との関係が感じられて楽しいです
ちなみに、烏枢沙摩を呼び出すときの詠唱
オン シュリ マリ ママリ マリシュシュリ ソワカ
これは烏枢沙摩の真言なのだそうです。
出典:烏枢沙摩明王 - Wikipedia
元ネタがあったのですね。かっこいい・・・!
ライトニングが召喚した麒麟。ルビはフールフールと振られています。
麒麟は神聖な幻の動物なのに対し、フールフール (Furfur) は悪魔です。雷や嵐を呼び寄せるそうです。
あ!確かに似てますね? こんな悪魔がいるんだなぁ・・・
キリスト教を母体とする正十字騎士團では悪魔とされ、アジアでは聖獣として神聖視されている・・・といったところでしょうか? 文化の違いが楽しいです
とりあえず今日はこんなかんじです