この記事は
「営繕かるかや怪異譚」(原作・小野不由美/漫画・加藤和恵/集英社)
「営繕かるかや怪異譚」(著・小野不由美/角川文庫)
に関するネタバレがあります。未読の方はご注意ください。
営繕かるかや 買いましたーーーー!
ハードカバー!
分厚い!!
聖書(新共同訳)くらい分厚いです。スゴイ。
装丁豪華ですね
これ 後にプレミアつくやつだな・・・売らないけど
随分加筆ページがありますね。迫力アップ!
おまけは家の見取り図です
感想
個別の感想は以前にも書いたので今日はちょこっとだけ
かるかやは本当に絵が美麗で単行本で見るのを楽しみにしていました。
加藤先生の絵の美麗さはいつものことながら、背景!すごいですね。
繊細なハッチングで描かれた美しいイラストの数々、質感や手触りすら感じさせます。超技術ですね・・・すごい。
白と黒の美しいアート。一コマ毎に見入ってしまいます。
「雨の鈴」
改めて読み返して
いいなぁ・・・ こういう感情をなんていうのだろう
かるかやで描かれる人たちの関係は優しくて、切なくて好きです
「檻の外」
かるかやの登場人物はとてもリアルで生きている感じがします
友達にいたような、知り合いにいたような。
みんな幸せになって欲しい
営繕かるかや怪異譚(原作)
この機会に原作の方も読みました。
漫画のイメージそのままでした・・・!
会話のテンポや間、息遣いに至るまで完璧にそのままです!
すごいなぁ・・・!
漫画の再現度、こんなに高かったのか
私は漫画版から入ったので、1巻は全て加藤先生の漫画で再生されてしまいます。
おかしい、小説を読んでいるはずなのに・・・?!
営繕かるかや怪異譚(其の2)
※こちらはコミカライズされていません
未読の方はご注意ください
小野不由美先生の「営繕かるかや怪異譚 その2」の感想です
かるかやは怪異にリアルさを感じます。
いえ、本来オカルトにリアルもクソもないのですが、とにかくリアルに感じるのですよ
おそらく皆が持っている普遍的な体験をベースにしているからでしょう
「芙蓉忌」
いい加減やめよう。今度こそやめよう。
やめよう、やめようと思いながら手を伸ばしてしまう
万人が身に覚えのある経験をベースに
「見てはならない」怪異に置き換えていきます
決してそんなことないはずなのに「こんな経験をしたことある」と強く錯覚させられます
もうやめなければ、学校に行かなければと思いながら引きこもりになっていく
荒れていく生活。じわじわと追い詰められていき、気がつくともう戻れなくなっている
誰かの人生を体験した気分です
彼女が手紙を出しているのは誰なのか?
ループしているような物語の構造に、
読者も囚われて抜け出せなくなった感覚に陥るのです
「関守」
こういう設定大好きです。読んでいてわくわくします。
そして、梅の木に揺れる懐中時計のイメージ・・・
これ、犯人はサマエル様じゃないかな?
そう思ってしまうと 別の意味でもワクワクが止まりませんでした
??? 「ここは15年前に私が分岐保存した空間です」
かるかや「関守」 x 青エクパロ
神様も慌てたんじゃないかな〜
神様視点で読み返すと萌えてしまいます
神様、何もしてないのに女の子にめっちゃ怖がられてる
最後は不審者扱いです
「魂やどりて」「水の声」
この2作品は特にミステリー度が高いです
これは絶対ネタバレなしで読んだ方がいいのでここでは何もかけません
おもしろかった!
「まさくに」
おばあちゃんと正邦さん好きだなぁ。
(怪談を読んでこの感想はどうなんだ?)
でも、かるかやっていつもそうなんですよ。
怪異だけど、人間のお話なんです
広告すごい!
東急田園都市線の渋谷駅、道玄坂改札付近に『青の祓魔師』&『営繕かるかや怪異譚』の広告を掲載していただいております✨✨✨
— 加藤和恵 公式 (@katohhhhhh) 2022年11月8日
13日(日)まで掲載頂けるそうです!
※駅係員さんへの問い合わせ等はご遠慮ください🙏 pic.twitter.com/y10gxwRgIz
すごーーい かっこいい!!