ネタバレ考察です。この記事では青の祓魔師における
八候王(バール)の元ネタとは
まずはバールのスペルを調べるために「青の祓魔師」英語版をみてみました。
"In Gehena, I am the second most powerful being...
... and known as SAMAEL, KING of TIME.I am one of the demon royalty known as the BAAL."
(私は
虚無界 における第2位の権力者・・・ 時の王・サマエル。 悪魔の王族・八候王 のひとりです)
Baal ということは元ネタはおそらくこちらでしょう
バアル (Baal) はかつてカナン地域を中心に各地で崇められていた神様でしたが、キリスト教から敵対視され悪魔とされました。悪魔学では地獄の大公とされます。
大公とは王以外の王族、王の息子や兄弟などの持つ爵位です。王に等しい力をもちそれぞれの国を治めます。サタンを王とするとメフィストやアマイモンはその息子。だから大公なのですね。
ちなみにゲヘナ(Gehenna)とはキリスト教でいう地獄のことです。地獄の大公=
日本語では八候王と漢字表記されています。これは 八人の諸侯王=八候王 ですかね? この方が大公と表記するよりも王であることがわかりやすいのかもしれませんね。
かつては神であった
「”神”である我々が清浄へと導くべきだ!」
一方、バアルは古代の天候神です。紀元前三千年前には登場し、メソポタミア北部からシリア、パレスチナにかけて信仰されていたようです。かつては神であったのに時代が下るにつれ悪魔扱いされていったバアル。このあたり青の祓魔師の
雪男はメフィストを何と呼んでいるか
ところで雪男はメフィストのことを「フェレス卿」と呼んでいますが、英語版ではどうなっているかというと・・・
ロード・フェレス・・・!! なんだかかっこいい。
フェレス卿をそのまま訳したのでしょうね。本来英語だと爵位によって呼び方が変わるようですが、正確に訳すとネタバレになってしまうのでこんなかんじなのかもしれません。最初に登場した時はドイツかどこかの爵位を持っているものかと思っていましたよ。まさか
参考:貴族制度と呼び方について解説。最低限これだけは押さえておきたい要素とは? | おすすめネット小説投稿サイト研究所