時を翔けるフェレス卿
青の祓魔師 22巻 においてメフィスト・フェレスの能力の一端が明かされました。
メフィスト・フェレス(以下メッフィー)はあらゆる時代においてその自我は不変。過去と未来において意識が共有されており、精神は時を自由に行き来できる様子が描写されていました。
とはいえ、未来は見えないようです。おや、ちょっと複雑ですね。この状況を理解するため以下のように考えてみましょう。
- メッフィーの精神は全時空において1つである。肉体をそのままに時間を自在に移動する(タイムリープ)
- メッフィーの精神と共に移動する時計、精神の固有時刻を新たに導入する
理解を助けるため他作品と比較してみます。
「シュタインズ・ゲート」では岡部倫太郎の精神固有時刻に沿ってカメラが移動していきます。一方「青の祓魔師」では奥村燐とその周辺にカメラは固定されています。
「青の祓魔師」は第三者目線でみるシュタインズ・ゲートと思えば理解しやすいでしょう。オカリンに未来は視えないように、メッフィーにもまだ進んでいない未来は視えないのです。
並行世界
メッフィーの言動をみるに、過去を変えると並行世界ができるようですね。(ちなみにシュタインズ・ゲートでは並行世界のことを世界線と呼んでいましたが、物理学において世界線は全く違う意味で使われています。混乱するのでこの記事では使わないことにします)
時空を司る時の王とはいえ並行世界を勝手に増やされるのは混乱するのかな・・・?
そしてメッフィーの能力はこれだけにとどまりません。並行世界を自由自在に分離、保存ができるようです。
すごすぎますね・・・
さて、メッフィーが人類を救うためタイムリープを繰り返していることがわかってみるとこれまでの不可解な言動がはっきり理解できるようになります。場面によっては言葉の意味合いが全く変わってしまうものも・・・
この辺りはまた別の記事で考察していきましょう。