あらためまして、営繕かるかや怪異譚 1話目の個人的な感想です。
(注意: この記事はネタバレです。ジャンプSQ. 2021年10月号のスクリーンショットが5枚あります。)
思っていたより・・・怖かったです。
原作者の小野不由美先生って十二国記の作者ですよね・・・営繕かるかや、こんな作風だったのですか。てっきりもっとファンタジーな感じかと・・・
編集部のアオリ文も「美しくて優しくて怖い 至極のエンターテイメント」みたいなカンジだったからもっとこう・・・夏目友●帳とか百鬼夜●抄くらいの怖さを想定していたら、かなりどストレートなホラーでした。うぉぉ・・・
演出がね、エグイのですよ。
女が部屋から出てくるシーンがあるじゃないですか。
ああ・・・なにか覚えがあるようなこの感じ。
暗闇に白い何かがぼんやりと浮かんでいて、怖い・・・でも目が離せない。いや、あれは布団かなにかだよ。だいじょうぶ・・だいじょうぶ・・・
それで次のページ
顔。 (怖いから画像は貼りません)
ぎゃーーー!
漫画を読んだだけなのにまるで心霊体験を疑似体験したようです。怖かった・・・
このシーン、ぼんやりとしたものを見極めようと無意識に顔が画面に近づいているのですよね。次のページでスマホ画面5cmの距離であの顔とご対面という・・・(わたしはSQ電子版をスマホで読んでいます)
読者の視線誘導?心理誘導技術とでもいうのでしょうか。凄いですね・・・
主人公登場
主人公の登場するシーン、いいですねぇ。
爽やかな空気感。主人公の登場と同時に前半の澱んだような空気が消え、部屋に風が吹き込むかのごとく鮮やかに画面が色を取り戻していきます。
尾端さんから女性客への自己紹介であると同時に、主人公から読者へのご挨拶でもあるのですね。
静かでとても上品な、主人公の登場シーンです。
ラストシーン
物語のラスト。見違えるように美しくなった部屋と中庭。書き込まれた背景が綺麗です・・・。
ひとは生きる限り間違いを重ね傷を増やし、それを修繕しながら生きていく。
過去の間違いも、ついた傷も、優しく肯定して共存するような暖かいお話でした。素敵ですね。
営繕かるかや怪異譚。
漫画全体に余白があって、時間の流れや空気感を感じさせるコマ割りが私はとても好きです。
今月のフェレス卿
なんということだ・・・
祓魔塾メンバー近況レポートに
塾長だけ載っていないとは・・・!?
くっ・・・! 来月号に期待である!
公式Twitter
発売中のジャンプSQ.10月号から
— 加藤和恵 公式 (@katohhhhhh) 2021年9月24日
「営繕かるかや怪異譚」(原作/小野不由美先生 全6話)連載始まってます!
青エクは6ヶ月半ほど休載中です!
両作品とも…なにとぞなにとぞ…よろしくお願いします!!
(加藤) pic.twitter.com/E9zmzXZfah
絶賛かるかや作画中ですが、学ぶことだらけです…なにか青エクに持ち帰れたらいいな…!(加藤) pic.twitter.com/mNFlRCcxD4
— 加藤和恵 公式 (@katohhhhhh) 2021年9月24日
わぁ・・・! 青エクのメンバーと尾端さんが出会っている・・・!
青エクの世界でも尾端さんは営繕屋を営んでいるのでしょうか。国際ライセンスの祓魔師に対して民間の営繕屋。きっと尾端さんの手に負えなくなったときは雪男たちの出番ですね。
ジャンプSQ.11月号発売までもうすぐ。第2話も楽しみです。